【新唐人2010年8月16日付ニュース】中国では物価の上昇がとまりませんが、これは市民の生活をむしばんでいます。例えば、広東省では少なくとも1000万の家庭が、毎月、赤字で苦しい生活を送っています。市民が思わず漏らした悲鳴をお聞き下さい。
最近の広東省の発表によると、目下広州・深圳などといった都市では、毎月必要な生活費が1人当たり平均1385元に達します。一方、当局が定めた最低月給はわずか1100元にすぎず、はるかに及びません。
深圳市民 張さん
「物価は上がっても、給料は上がりません。値上がりの嵐で、1ヶ月 200元位の赤字です。
給料が上がらず、皆 やる気をなくしています。ただ工場も経営が大変です」
当局は、7月の広東省の消費者物価指数は前の年の同じ月より3.3%上がったと発表。しかし実際のインフレ率はこれをはるかに超えるそうです。しかもインフレは、教育費や医療費の高騰も招いています。
広東省 童さん
「油 野菜が値上って、数ヶ月です。もう たくさんです。家族が病気になったので、
借金をしました」
中国では最近、住宅ローン地獄、子育て費用地獄、食費地獄などが出現しました。
ところでアジア開発銀行の黒田東彦総裁は、経済全体の安定を損ねない状況で、政府は食料の確保に努力すべきだと述べています。
しかし中国の地方政府は、収入を増やすため、農地を削って不動産開発に明け暮れています。
新唐人記者がお送りしました。
上記のサイトから、このニュースの中国語版が見られます。